はじめてのメールマーケティング

どんどんアレンジ!受信ボックスはメールマーケティングの実践参考書

前回の記事を見た後に、「メールマーケティングという言葉の意味は理解できても、どうして今、メールという手段が注目されているのか…?」と、疑問が膨らんだ方がいるかもしれません。

また、「メールマーケティングにトライしてみようと思うけど、実際にメールをどう作ったらいいのかわからない」とお悩みの方もいることでしょう。

そこで今回は、あらためて「メール」というコミュニケーション手段が持つメリットと、効率的なメールの作り方をまとめました。

読んだらきっと、メールを送ってみたくなるはずです!

なぜ今「メール」?そのコミュニケーションメリットを把握する

ビジネスでもプライベートでも、メール(=Email)を一切使わないという方はあまりいないのではないでしょうか。

LINEなどのチャットサービスやアプリPush通知、SNSなど、今の時代は複数のコミュニケーション手法が生み出されていますが、メールはご存知の通り、一番古くからある最も確実なデジタルマーケティング手法です。

メールのメリット・デメリットは、すでに数あるマーケティングブログやノウハウ系サイトにあげられていますが、一番のメリットは、相手の時間を束縛せずに伝えたいことを送っておくことが可能なことです。

もちろん、緊急性の高い通知が必要な場合には、LINEやSMSなどのチャットサービスが適していますが、ビジネスシーンにおいては、論点を列挙しやすくログを追いやすいという特性上、今もメールが最も利用されています。

これは、メールというコミュニケーション手段への信頼性の高さを表しているとも言えるでしょう。

相手の時間を束縛せずに、伝えたいことを伝えられるという意味で、メールは相手の時間を束縛しない、最も信頼されたコミュニケーション手段なのです。

また、有識者インタビューにもあるように、昔も今も、最も注力すべきデジタルマーケティングの手段はメールです。

このようなことから、たとえばリピート率向上などの、信頼性の向上が大きな要因となる目的を最大化したい場合には、メールマーケティングに取り組む価値があります。

「メール」作りは、模倣&アレンジで効率的におこなおう
メールライティングは効率的に。最初からつくりこもうと思わないこと

「メールマーケティング、とりあえずやってようと思ってメール配信システムの契約をしたけれど、ライティングの時間が取れずにまだ1通もメールを配信できていない・・・。」

こういうケースはよくあります。大丈夫です、普通です!

なんでこうなるのかというと、大抵の場合はメールに対する理想が高く、完璧主義になっているためです。

理想が高いのはいいことですが、他にいくらでもやるべきことがある状況では、もっと効率的な考えにシフトしましょう。

まず、今までメールマーケティングに取り組んだことがないのであれば、メールをまっさらの状態から作ろうとせず、受信ボックスを漁って配信目的が似ているものを見つけ、構成を模倣・アレンジしてみることをおすすめします。
※ただし、まるごと模倣は当然NGなのでご注意ください

誰の受信ボックスにも、様々なショップ・サイトからのご挨拶、お礼、といったフォローメールや、セールやイベントのご案内メールなどがたくさん入っているはずです。
無意識にこれまでスパムボックスに移動していたものも、見返すと意外と工夫された内容だったりするので、勉強になるはずです。

それらの日々送られてくる「実践参考書」を見ながら、模倣・アレンジを何度か繰り返していくと、次第にショップ・サイトのメールテイストが定まってきます。

すると、スパムボックスに移動していたようなメールに対する印象が、徐々に”迷惑”から”ネタ集め”へと変化することでしょう。

ちなみに、MakeRepeaterには汎用的な内容のメールプリセットが複数ご用意しています。それらを編集してご利用いただけるため、メールボックスを探らなくても大丈夫ですよ!

メールを作るには、ライティングというよりも、このような時間を確保することが必要です。

この方法(模倣・アレンジ)をおすすめする理由は、メールの一般的な開封率が10〜15%程度であるためです。

対象者を絞りこんだメールであっても、20〜40%程度。
もし運良く開封されても、長過ぎるメールはスクロールが面倒なため、すべて読まれることはほぼないからです。

さらに、内容によっては配信停止申請やスパム認定をされてしまうこともありえます。
すると、以降どんなにメールを送っても、もう読まれることはありません。

よって、最初からライティングに時間をかけすぎるのは無駄なのです。

作った後は、とにかく「メール」を送ってみよう
いくら感謝していても、素敵なコンセプトを持っていても、伝えないと伝わらない

メールが完成したら、早速誰かにみてもらいたい気持ちになりませんか?

まるで作文を書いた小学生のようですが、人はいくつになっても、「伝えたい、わかってほしい」という気持ちを持つ生き物です。

担当ショップ・サイトのことを一番よくわかっているのは自分なのだ!という自信を持ち、感謝の気持ちや知ってほしいことを、どんどんメールでアピールして伝えていきましょう。

ただし、しつこすぎると鬱陶しがられてしまいます。

最適なコミュニケーションの頻度は受け取り手次第ではありますが、一般的に、セールのご案内などの広範囲に配信するメールは週に1〜2度程度を限度とし、購入・配送など特定の行動やイベントをトリガーにしたメールは、受け取り手に必要な情報のみを記載するようにし、信頼度を高め、顧客とメールで継続的にコミュニケーションを取れる関係性をあせらず構築していく姿勢が大切です。

はじめてのメールマーケティングにトライされる際、この記事の内容が少しでもお役にたてますと幸いです。